夏季セミナー「静岡生まれの絵本『教室はまちがうところだ』の世界」のご報告

 

8月19日(日)静岡市立中央図書館2階視聴覚ホールを会場に静岡生まれの絵本「教室はまちがうところだ」の世界を静岡市立中央図書館との共催で開催しました。

作者の故蒔田晋治氏は静岡市で教鞭をとり大勢の教え子から慕われていました。今年は没後10年です。先生の子ども達や教育への熱い想い理念に改めて触れてみようと企画したものです。

 

★ 午前の部は子ども向けワークショップ。幼児、小学校低学年26組の親子が参加。

絵本作家の長谷川知子先生の軽妙なご指導で“走らせマシーン”を制作。画用紙に参加者が絵やデザインをして車体とし、ペットボトルの蓋4個に穴をあけ車輪に、竹串の車軸に通した洗濯バサミで固定したら素敵なマシーンが完成。ホールの床じゅうたんの即席レース場で競い合い。「たのしかったー」の声を残し自慢の1台をお土産に終了。

★ 午後は大人向け。2部構成で開始。

 

☆ 第1部は「知ろう!語ろう!『教室はまちがうところだ』の原点」

この絵本の元になった詩は昭和42年静岡市で開催された全国作文教育研究大会の会場に掲示されたことで全国に知られるようになった。現在も詩を活用実践する現役教師による絵本の朗読が終わるとなんと蒔田先生直筆の巨大な横断幕の実物が50年の時を経て会場に掲げられ70名の参加者からは一瞬のどよめきが・・・

その後年譜の紹介に合わせ隠れた3つのエピソードや韓国、中国、台湾等でも刊行済みと紹介。次にご家族、教え子等が壇上に。年代の違う教え子3名は書くこと、読書の大切さを教わりいずれの方もその後人を育てる仕事に就かれた。早逝された海野光弘氏を版画の道に導いたのも先生だった。ご家族の持つ寡黙な父の印象に対し教え子や現場の後輩はむしろ饒舌だったと……。このギャップに意味があるのでは? 絵本(詩)の最終章 まちがうことがなぜわるい/まちがってることわかればよ/人が言おうが言うまいが/おらあ自分であらためる/わからなけりゃあそのかわり/だれが言おうとこづこうと/おらあ根性まげねえだ 後輩教師はまさに先生ご自身だったのではと。かつてこの静岡にこの信念を貫いた一教師がいたことを広め引き継いでいきたいと。海野氏の奥様から光弘氏の版画ハガキが参加者全員にプレゼントされ一部を終了。

☆第2部『教室はまちがうところだ』の絵本作家 長谷川知子さんの講演「わたしと絵本」

壇上に上がるや白板に北海道の地図を難なく書き上げ18才迄いらした故郷北見にわるお話を愉快にされた。しかし当時のご自身の悩みや葛藤は深くこんなでしたと絵で表現。上京し美大卒業後も紆余曲折を経て挿絵画家から現在の絵本作家に。既に月刊誌等を含め300冊位の作品がある。素材があっても世に出るタイミングが難しい。「教室はまちがうところだ」の話を頂き詩を読んだ時これはいけるとの実感があり全力で取り組んだとの事であった。

 

 

「教室は間違うところだ」の世界・・アンケート集計

《午前の部》  ワークショップ「つくって遊ぼう 走らせマシーン」

 

回収枚数10枚

*このイベントを何で知りましたか?

広報しずおか・・・・1

図書館のポスター・チラシ・・・・8

友の会のホームページ・・・・1

*どのイベントに参加しましたか?

ワークショップ・・・・10

原画展・・・・1

*どんなことでも結構です。感想をお聞かせください。

子どもの絵の発想がおもしろかった

子どもも大人も楽しめた。お家でも作りたい・・・2

楽しかった。思ったより進んだ・・・2

子どもと同じ目線で話しかけてくださり長谷川先生が身近に感じられ有り難かった。感激でした・・・・2

*あなたの年代は?

6歳以下・・・・10

小学生1~3年生・・・・5

31才~40才・・・・1

41才~50才・・・・1

*差し支えなかったら、あなたのお仕事・活動分野は?

主婦・・・・1

NPO職員、外国人児童の日本語支援・・・・1

会社員、人事担当・・・・1

 

《午後の部》

「教室はまちがうところだ」の世界アンケート結果

回収枚数 25枚

*このイベントを何で知りましたか?

・広報静岡 1人 ・図書館のポスター・チラシ 13人 ・図書館HP 4人

・静岡図書館友の会HP  2人 …その他 9人(ピーカブーHP2、知人から6、友の会

の人から1)

*どのイベントに参加しましたか?

・長谷川知子先生のワークショップ 2人

・長谷川知子先生の原画展 20人

・知ろう!語ろう!「教室はまちがうところだ」の世界 22人

・長谷川知子先生の講演会 24人

 

*どんなことでも結構です。感想をお聞かせください。

・絵本を通してすばらしいお話が聞けて良かったです。書くこと、読むことの大切さを改

めて感じました。

・この詩が出来た背景を知りたかった。

・選挙の前に筆で長い手紙をいただきました。一緒にお酒をよく飲みました。いつのまに

か目の前で眠っていらっしゃいました。

・いろいろなお話を伺えてとてもよく蒔田先生のお人柄がわかりました。ありがとうござ

いました。

・教室はまちがうところだ。の詩に出会った時目から鱗の思いがしましたが、今日の様々

な人から蒔田先生のエピソードや人柄を伺うことができて教育への情熱、子どもらへの

愛が一層伝わってきました。ありがとうございました。

・長谷川先生のお話は私自身聴力が衰えていて聞き取れない方が多くとても残念でした。

原画を拝見できてとてもよかったです!やりたいことに突き進み、成し遂げられた生き

方に敬服です!

・貴重なお話ありがとうございました。

・長谷川先生がこの「教室はまちがうところだ」のラフスケッチを見せて頂いたとき、勢

いというか、世に生まれるべくして生まれたストーリーに出会えた瞬間を見ることがで

きたと思った。またゆっくり原画をみたいと思いました。

・一冊の本、詩が生まれ、伝わっていくことの巡り合わせ、いろいろな人が繋がっている

不思議を感じました。とても良い企画だと思いました。

・蒔田先生にお会いしたかった。

・新しい蒔田先生のことをいろいろ知り、懐かしく、感動しました。学ぶことも多くあり

ました。

・読むこと、書くことの大切さを改めて認識した。

・友の会の皆様お疲れ様でした。毎回刺激的な講師の方々で心に残ります。ありがとうご

ざいました。

・「教室はまちがうところだ」を4月にいつも授業で使っています。書くこと、読むこと

の教育が実際に人生を豊かにしている諸大先輩方のお話を聞いて、蒔田先生の生徒への

思いが伝わってきました。ありがとうございました。

・私の父も中学校の教員で、戦中戦後の時を教え子と共に過ごした経験を話してくれてお

りましたので、まるで父の在りし日を垣間見るようなひと時を過ごさせていただきました。絵や図工、版画を教え、読み聞かせをし、演劇を指導し、情熱を傾けて生徒を導いていた父を想い出して、胸がいっぱいになるような時を過ごさせていただきました。

・蒔田先生が学級新聞に「教室はまちがうところだ」を発表された日の翌日、自分が生ま

れたことにビックリしました!まちがえてばかりの私は、この詩とほぼ双子です。そし

て今、子どもたちに本を届ける仕事をさせてもらっている…まちがえながらも自分を信

じて(いいのか?)進んで行こうと思いました。

・長谷川先生のおだやかでやさしいお話のしかたに、作品の魅力が伝わった気がします。

子育てや生活の中で先生の絵も変わってきて「教室はまちがうところだ」と出会ったよ

うに感じました。

・子どもたちが出会う、先生、絵本…など素敵な出会いがあるといいなぁと思いました。

・毎年、学級作りに生かさせていただきました。いい機会をありがとうございました。

・とてもよい時間を過ごさせていただきました。

・ワークショップでの親子の楽しむ姿がよかった。蒔田先生の教え子さん、奥様、娘さん

の話を聞くことで「教室はまちがうところだ」の絵本をこれからも読み継がれていくこ

とを切に望みます。長谷川さんの話、とても良かったです。

 

*あなたの年代は?

/6歳以下   /小学生 1人(3年生)/中学生   /高校生    /大学生

/20~30歳   /31~40歳 2人 /41~50歳 5人 /51~60歳 6人

/61歳以上 11人

 

*差し支えなかったら、あなたのお仕事・活動分野は?

/教員 4人  /図書館司書 4人 /自営業 2人 /読み聞かせ 3人

/その他ボランティア 1人